VPSの世界では、Windows Server 2019が主流になってきましたね。
ところが、Windows2019ともなると、新しすぎて、情報が全然少ないんです。
私は現在、お名前ドットコムの「デスクトップクラウド」を契約し、EAの勉強をしているんですが、こういった自動売買のシステムを動かすパソコンは、勝手に再起動されると非常に困るんです。
そこで、通常のパソコンで考えられ得る全ての対策をしたつもりでしたが、その仮想サーバー、ある日突然、知らない間に再起動していました。
その原因を調べて、対策もしてみましたので、困っている皆さんに共有します。
VPSが勝手に再起動してしまった・・その理由とは?
Windows10以降、Windowsのパソコン/サーバはWindows Updateと再起動を自動で行うのがデフォルトになりました。
これにはちゃんと設定があり、識者の皆さんなら「インストールまでは行うが再起動しない」という設定に出来ることをご存知でしょう。
ところが、VPSのサーバの場合、Windows Updateの設定画面はこんな風になっています。
↓
何やら管理者側に制御を牛耳られていて、こちらでは大した設定が出来ないようなのです。
最低限、時間帯の制限は出来るように見えたので、やってみました。夜中にだけWindows Updateが有効になるように。
しかし、結果はNGで、平日の真っ昼間に、再起動は起きました。
イベントビューアーを調べたら、管理者側からの強制Windows Updateが行われたようでした。
驚きですね。VPSでは、ドメイン管理者・ADサーバからの指示には逆らえないのでした。
こういうのをドメインポリシーと言って、Windowsパソコンでは非常に大きな影響力を持っています。
ドメインポリシーはカスタマイズが出来る!
ドメインポリシーが原因で再起動してしまうのであれば、ドメインポリシーをいじれば良いのではないか?
そう考えるのがスマートですが、通常はドメインポリシーというものは、ADサーバ側で設定してあるもので、クライアントパソコンでは変更出来ない・・と考えられます。
しかーし! Windows Serverには、ローカルポリシーというものもありまして、そのサーバ固有のポリシー設定が可能なのです。
ドメインポリシーが強くて負けてしまう事もありますが、出来ることはやってみましょう。
ローカルポリシーで再起動を抑制する方法
まず「ファイル名を指定して実行」で「gpedit.msc」を実行します。
「ローカル コンピューター ポリシー」
→「コンピューターの構成」
→「管理者テンプレート」
→「Windowsコンポーネント」
→「Windows Update」の順に下がっていき、ここをクリックします。
すると沢山の設定項目が出てきますが、その中に、
「スケジュールされた自動更新のインストールで、ログオンしているユーザーがいる場合には自動的に再起動しない」
というピッタリな設定があります。
これを「未構成」から「有効」に変更しましょう。
私が使っている「デスクトップクラウド」では、今のところ、この設定で再起動を抑止できています。お試し下さい!!
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