自己破産をしようかどうしようか、迷っている人の参考にしてもらう為、「バレ」をテーマに解説していきます。
サラリーマンであれば、自己破産が会社にバレて「クビにならないか?」とか、「減給されないか?」とか、心配ですね。
結婚されている方や、親と一緒に住んでいる人であれば、「家族にバレずに自己破産したい」と思うかも知れません。
それぞれ、可能かどうか? 「バレ」に対する考え方・・があります。
一つ一つ、紐解いて行きましょう。
自己破産って会社にバレるの?
「自己破産って、会社に内緒で出来るんでしょうか?」
私も最初に弁護士さんに聞いた質問がそれでした。
これには明確な答えがあります。
- 官報に住所と名前が載るので、誰かが見ていればバレる
- 実際に会社にバレた・・という事例はほとんど無い
つまり、調べれば分かるけれど、いちいち自己破産者を毎日調べているような「暇な会社」は存在しない・・という事なんです。
毎日、沢山の人が自己破産をしています。私一人の自己破産なんて、埋もれてしまって、大して目立たないのが現実です。
あとは、「自らバレるような行動はしない」ということが大切です。
どんなに親しい同僚でも、会社の人間には自己破産の話はしないこと。情報なんて、どこからどう回って上司や人事に伝わってしまうか分かりません。人事情報としては、自己破産歴は間違いなくマイナスなので、しっかりここは口を閉ざしましょう。
親しくなってくると「どうして借金王さんは、高給取りなのに、そんな質素な生活をしているんですか?」と聞かれる場合があります。
そういう時は、私は「将来の為に、投資をしているんです。投資は、成功も失敗もあるので、今はそんなに贅沢出来ませんよ」と言って、誤魔化しています。
という訳なので、自爆しない限り、会社バレは心配無用です。
家族バレは郵便物と借金から
同居の家族が居る場合、家族に内緒で自己破産をすることは、まず出来ません。
理由として、自己破産の為の大切な通知が、裁判所から届くからです。あとは手続きの為に、会社休んだりとか忙しくもなりますので何となく分かるのではないでしょうか。
クレジットカードが一切使えない生活・・というのも不自然ですよね。一緒に過ごす時間の多い家族なら、その不自然さでも気付くでしょう。
そして、もう一つ、大事な要素は、家族からの借金です!
自己破産をすると、債権者に等しく自己破産を宣言しないと、不公平感がありますよね。それに、借金というのは財産なのです。自己破産と財産は相反するもので、財産を持っていると、それ相応の分配金を債権者に対して払わなければなりません。「自己破産をすると財産を差し押さえられる」なんてよく言いますが、実際は差し押さえられるのではなく、それに合ったお金を払わさせられるのです。
つまり、家族からの借金は、自己破産の対象にしなくては、圧倒的に不利なのです。
自己破産をして、家族からお金を借りた形跡が残っている人は、まず間違いなく家族の借金も自己破産対象にし、家族に対しても内容証明郵便で自己破産宣告します。堂々と伝えなくてはならないのです。
自己破産をするくらい、お金に困っている人であれば、家族からもお金を借りているでしょう。そういう人がほとんどですよね。
だから、家族バレを止めることは、まず出来ないと思った方が良いですね。
まとめ
今回、「バレ」について取り上げてみました。
分かりやすくまとめると、こうなります。
- 会社に自己破産がバレることはまず無い
- 家族に内緒で自己破産することは、たぶん出来ない
- お金を借りている相手には「自己破産宣告」をしなければならない
どうでしょうか。自己破産をする為の参考になれば幸いです。
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